PDCAサイクルは古い?

PDCAサイクルは古い?

PDCAサイクルは古い?

皆様、こんにちは!

GWも過ぎ、次の祝日はいつかを調べて気が遠くなることもあるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、
「PDCAサイクル」という言葉をどこかで聞いたことはあるでしょうか。

PDCAサイクルについて説明すると、
このPDCAというのは、以下の各語句の頭文字から構成されています。

1.P…Plan:計画
2.D…Do:実行
3.C…Check:評価
4.A…Act:改善

この4つのプロセスを繰り返すことで、業務改善やスキルアップなどを目指す手法で、現在では様々な業界、企業で活用されているそうです。

私も、大学時代は教育系の学部で学んでおりましたが、
事あるごとに「児童生徒の成長のためにPDCAサイクルを意識した授業計画が必要!」と何度も言われ、嫌でも覚えることになりました。

そんなPDCAサイクルですが、検索をかけてみると、「古い」というサジェストが出てきます。

何故かを見てみると、以下のようなデメリットが存在するためだそうです。

・改善に時間がかかってしまう。
・突発的な出来事に対しての対応には向いていない。
・PDCAサイクルを使うこと自体が目的になってしまう。

そのため、現在ではPDCAに代わる別の新たな手法に注目が集まり始めているそうです。

今回は、そのうちの1つを紹介しようと思います。

それが、「OODA(ウーダ)」という手法です。

1.Observe:観察
2.Orient:状況判断・方針決定
3.Decide:意思決定
4.Act:行動

観察を行い、現状を分析する。それを基に方針を決め、意思決定を行い、行動に移すというプロセスです。

この手法のメリット、デメリットとしては以下のようなものがあります。

【メリット】
・スピーディーに観察から行動までを実行できる。
・状況に応じて観察に立ち返って考え直すことができ、柔軟な対応が可能である。

【デメリット】
・情報の収集、共有が不十分になりやすい。
・個人で用いるため、組織として扱いづらい。

このように見ると、ただ一概にOODAが良いというわけではなく、PDCA、OODA共にメリット・デメリットが存在するため、状況や展望に応じての使い分けを行うことが重要なのではないでしょうか。

絶対的なプロセスは存在しないということで、また数年後、数十年後にはこれらに代わる新しいプロセスが提唱されているのかなと思ったりもします。
しかし、革新が起きるにあたっては、今回挙げた2つの手法同様に、改善のサイクルが回っていると考えると、根っこの部分は変わらないのでしょうね。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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