便利だけど…IoT家電の注意点

便利だけど…IoT家電の注意点

便利だけど…IoT家電の注意点

こんにちは!
ソフィー株式会社、技術部のKです?

今回は急速に普及の進んでいるIoT (モノのインターネット)の中から
IoT家電の注意点 ” についてお話したいと思います。

そもそもIoTとは家や車、家電製品などのモノがインターネットに接続することで、より便利になる仕組みです。

もう少し詳しく言うと、IoTは4つの要素で構成されています。
家電製品などのモノに、温度や光などを測定できるセンサを付けることでデータを取得します。
そのデータをネットワークを通じてアプリケーション送り、蓄積・分析してモノの動きを最適化しています。

おおまかにですが、このような仕組みがIoTになります。

こんなことまで?!

スマートスピーカーに声をかけると電気やテレビが付いたり、帰宅中にスマートフォンからお風呂を沸かしておくことができたり、ペットのご飯を遠隔で出したり様子をカメラで見ることができる…などと様々なIoT家電が出ているのはご存じでしょうか?

声で操作するタイプの家電は見たことがある方も多いと思いますが、最近ではキッチンにまで便利なIoT家電が登場しているとか。

その人の好みや自宅にある材料などを考慮してリストをAIが生成し、そこからレシピに足りないものはネットスーパーで注文。
これだけでも十分驚きですが、材料が届くとアプリから自動でレシピをダウンロードし調理が始まるそうです。一度使ってみたいですね。

便利だけど…

IoT家電がとても便利なのはいいことですが、一方で使用する際には注意しなければいけない部分もあります。

インターネットに接続しているということは、サイバー攻撃を受ける可能性があります。そうなるとスピーカーから家の中の会話が筒抜けになったり、通販に使用したカード情報や個人情報が盗まれてしまうかもしれません。

実際に自分が動かしていないのに勝手にエアコンが動いたり、洗濯機が空のまま回るといったことが起きたこともあるそうです。

それでは使用する際にどう対策したらいいのかですが、総務省が作成した国民のための情報セキュリティサイトに、4つのルールがまとめられています。

①問合せ窓口やサポートがない機器やサービスの購入・利用を控える
②初期設定に気をつける
③使用しなくなった機器については電源を切る
④機器を手放す時はデータを消す

詳細はブログの最後にリンクを貼っていますので、是非読んでみて下さい。
どのルールも難しいものではないので、IoT家電を購入する前に読むことをお勧めします。

おわりに

コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、普及が進んできたIoT家電ですが便利な反面、きちんと対策をしておかなければ危険な部分もあります。
IoT製品・システムを安全に実装するための国際規格も発行されるなど、開発側の整備も進んできてはいますが、購入する前に使用者が気を付けなければいけない点はしっかり把握しておきたいですね。

お読みいただきありがとうございました。

<参考>
総務省 安心してインターネットを使うために 国民のための情報セキュリティサイト  「IoTセキュリティ対策として留意すべきルール」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/enduser/security01/13.html

経済産業省 IoT製品・システムを安全に実装するための国際規格が発行されました
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210621004/20210621004.html