ランサムウェアの最も恐ろしい点は、大切なデータが閲覧・操作不能になること。このような事態から自身を守るための最も有効な手段の一つが、「定期的なバックアップ」です。では、具体的にどのようにバックアップを取れば良いのでしょうか。以下に詳しく解説します。
- 外部ハードドライブへのバックアップ
- 物理的な外部ハードドライブに重要なデータをコピーする。
- バックアップ完了後は、ハードドライブを接続から切断し、安全な場所に保管。
- 定期的に(例:週に1回)バックアップを更新。
- クラウドストレージを利用したバックアップ
- Google Drive、Dropbox、OneDrive などのクラウドストレージサービスを利用。
- 自動同期の設定を行い、ファイルの変更や新規作成が即座にクラウド上に保存されるようにする。
- パスワードは複雑にし、二段階認証を設定する。
- システムイメージのバックアップ
- コンピュータのシステム全体を一つのイメージとして保存。
- OSの設定やアプリケーション、データファイルまで一括してバックアップ。
- Windowsには「システムイメージのバックアップ」という機能が、Macには「Time Machine」という機能が搭載されている。
- 自動バックアップソフトウェアの活用
- バックアップ作業を自動化できるソフトウェアを導入。
- 設定した時間や頻度で自動的にデータのコピーを取る。
- 複数のバックアップ方法の併用
- 上記の方法を組み合わせることで、さらに安全性を高める。
- 例えば、外部ハードドライブとクラウドの両方を利用することで、どちらか一方が失敗した場合でも安全。
まとめ
ランサムウェアの脅威は増大していますが、定期的なバックアップを適切に実行することで、被害を最小限にとどめることが可能です。大切なデータを守るために、今すぐバックアップ習慣を確立しましょう。