こんにちは。
技術部のYです。
本日は仮想現実についてご紹介致します。
皆様は仮想現実という言葉を聞いた事はありますでしょうか?
仮想現実とはVR(バーチャル-リアリティー)とも呼ばれており、人工的に作られた仮想空間を現実かのように体感させる技術の事を指します。

恐らく、皆様が想像されているのはゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を着用して視聴する仮想現実のことでしょう。
CGを使って現実に近い世界を作り出し、専用のゴーグルやヘッドホンを付けてその映像を見ることで360度の3D空間を体験できる為、日常では体験できない、非日常な世界を体験する事も出来ます。
その技術に、今取り組みを本格化させている企業があります。
その企業こそがFacebook(フェイスブック)です。

FacebookといえばSNSで有名になり、
米国代表IT企業4社であるGAFA(グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon))にも含まれる企業の1つでもあります。
実はFacebook、2014年からVR用ゴーグルと開発者向けソフトを開発していたオキュラスVR社を約2000億円で買収し、キュラスブランドでゴーグル製品の改良を続ける一方、VR市場向けゲームの開発企業を次々と買収してきています。
最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグ氏は今年、「(当社は)5年後にはSNS(交流サイト)から、VRへと移行した会社と見られることになる」と宣言しました。
今現在、世界中のFacebook従業員が約6万人いる中、SNS開発担当の従業員は1万3000人、VR分野担当の従業員は1万人にとほぼ同数程度まで増えており、VR分野へ多額の資金を投じています。
その中で今年、Facebookはバーチャルリアリティヘッドセットを使って遠隔地のグループと一緒に仕事ができるHorizon Workrooms(ホライゾンワークルーム)を発表しました。
Horizon Workroomsとは、アバター(分身となるキャラクター)を使用してバーチャルミーティングで同僚とコミュニケーションを取ることができるもので、同僚との会話は映像だけでなく、空間音響機能もある為、円滑なコミュニケーションやオフィス業務環境をVRで実現する事が出来ます。
また、仮想的にパソコン作業などもこなせるため、自宅を含めどこにでもオフィスを持ち出すことができます。
(Facebookはこれを「無限オフィス」と呼んでいます)
コロナ禍でテレワークを導入する企業が増える中、徐々に対面して仕事をする機会も減り、皆様の仕事に対する考え方も以前までとは変わってきているかと思います。

近い将来、世界中の人たちが仮想現実で仕事をする日も近いかもしれませんが、
VRがビジネス必須ツールになってから出遅れていては、ビジネスチャンスを逃す事になるかもしれません。
そうならない為にも、企業の体制や社内インフラの整備など、今見直しできる事を早めに行う事が重要かと思います。
私もそうならないように気を付けながら、日々情報収集していこうと思います。
ご拝読ありがとうございました。
参考サイト
次世代SNSは仮想現実に、フェイスブックの本気度: 日本経済新聞 (nikkei.com)